GIGAスクールに必要なこととは
現実と理想
学校において利用する情報端末そして、生徒・児童が普段からPCもしくはタブレットを利用することが一番の理想です。しかし、現実はまだまだその状況とは考えにくいです。(あくまで一般的な環境) 特に昨年、今年においては一気に進んだと思います。あくまで一般人が現状出ている資料を参考に考察をしていきます。
GIGAスクール構想とは(ざっくりと要約すると)
”1人一台の端末、高速ネットワークの整備によって多様な子どもたちを誰一人と取り残すことなく、公正に個別に最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる環境”GIGA スクール 構想の実現へ_2021年4月24日確認
つまり、ICTを活用し一人ひとりに最適な教育を図るということ最大の目的です。そして、情報の授業だけではなくほかの科目(国語や社会など)においてもICTを活用しより深い学びを行うことを目的としています。
しかし、現状としては首都圏や一部の地域においてニュース等にて確認見るのですが、全国の全部の自治体において導入されているのかは疑問です。一番の問題となっているであろう問題について考えてみます。
障害になっている点の考察
- 安全性
- 費用
- 管理できる人の不足(教員側・行政側)
安全性
現代のパソコン・タブレット端末などのICT端末は少なくともコンピュータウイルスなどの不安要素があります。これについてはあくまで一般人の意見でしか言えないのですが、近年OS側にて提供されるセキュリティが豊富にあります。WindowsにおいてはMicrosoft Intuneにて安全に関する項目を管理者が設定をすることができます。
費用
これに関しては、各行政によって違うため一般人は何にも言えません。言えることとしては継続的に使用するため初めは一定金額のお金が必要になります。そして継続的なお金としてなるべく外部のサービスを利用せずにOSに付帯している機能をなるべく利用することによって安全性’・費用面が同時に担保することができると思います。
管理できる人の不足
一番深刻な問題です。各自治体にて全体を管理する人と学校で最低1人は管理できる人がいないとつらいです。理由としてはICTを活用する授業が以前より増えるという点です。よって情報の授業以外においてもトラブル対処や教員のサポートとして最低1人は必要であると思います。
まとめに
教育現場においては境界型ネットワークの事例が多くあります。これについてはなるべく早くゼロトラスト型に変更をしたほうがいいと思います。教員の生産性・安全性・働き方においてはゼロトラストが一番良いと思います。環境、場所に制約を常に受けてしまう現状は変えなくてはいけないと思います。ICTの分野においては日進月歩進んでいます。なのですべてを教員のみで行うということは事実上不可能に近く、大学などの専門機関と積極的に協力を行い常に最新を学べる環境を行うことが一番大切であると考えます。Twitterとかで一時期話題になりましたが、#教師のバトンにおいては心を痛める内容が多くショックでした。生徒に注目されているところが多いですが、教員・職員におけるICT化もそれ以上に急務であると考えています。制度等の壁がありますが、変えていくところは変えなくてはいけないと思いました。今回は上記にあったGIGA スクール 構想の実現へ_2021年4月24日確認 より考察を行ってみました。